トレーダーや金融関係の職についていない人からしたら、言葉自体知らない方が多いのではないでしょうか。

今回は
・米雇用統計とは何か
・どの様な影響を及ぼすのか
・チャートはどの様な動きをするのか
・稼げるのか?
などを解説していこうと思いますので「米雇用統計って何?」という部分から、一通り米雇用統計についてマスターできると思います。

 

そもそも米雇用統計って何?

米雇用統計とは簡単にいうと、毎月発表される「アメリカの経済指標」となります。

少し詳しく説明しますと、毎月第一金曜日に発表されるアメリカ労働省が発表する企業や政府などが調査した経済指標で
・非農業部門就業者数
・失業率
・建設業就業者数
・製造業就業者数
・小売業就業者数
・金融機関就業者数
・週労働時間
・平均時給
など10数項目に及びます。

中でもFXや株式トレーダーの界隈で注目されているのは
・非農業部門就業者数
・失業率
・平均時給
となります。
※雇用統計はアメリカだけではなく、オーストラリアやカナダなど様々な国で発表されます。

一応、米雇用統計が何かという部分は説明しましたが投資をやっていない人からすると
「アメリカの経済指標かぁ…というよりそもそも経済指標って何?」
という方の方が多いのではないでしょうか。

米雇用統計もそうなのですが、「経済指標」とよばれる各国の指標発表が毎日、毎月発表されており
・米雇用統計
・消費者信頼指数
・ISM製造業景気指数
・FOMC
といったものが有名どころとなります。

では何故これらの経済指標が重要になってくるのかというと、経済指標はその国のあらゆる面を数値化したデータのなるので、投資家達はその経済指標をみて株や為替を購入するのか、売却するのかを決めていくからとなります。

投資家の判断基準になるということはつまり、資金流入の基準となってきますので、株なり為替なりが動く場所となります。

株や為替では安い価格で購入して高い値段で売却すると、その価格差が利益となりますから、経済指標によって「好調だな」と感じたら株や為替を購入することによって利益を狙いにいくものです。

中でも「米雇用統計」は世界の中でも一番の経済圏を誇るアメリカの経済指標であり、米国の雇用情勢を示した経済指標ですので今後の世界経済に絶大な影響を及ぼすものとなっています。

ここまでをものすごく簡単に説明すると
・アメリカの雇用が増加→アメリカの景気が良くなる→世界経済もよくなる
・アメリカの雇用が減少→アメリカの景気が悪くなる→世界経済が悪くなる
といったものです。

※後述しますが、すべてこの通りになるとは限りません。

見知らぬ単語が飛び交っていますが、「アメリカの経済データで世界各国に影響を及ぼす」と理解していただけたら大丈夫です。

 

米雇用統計の中でも要注意な3指標

米雇用統計の中でも得に重要なのが
・非農業部門就業者数
・失業率
・平均時給
と述べましたので少し詳しく見ていこうとおもいます。

非農業部門就業者数は米雇用統計の中でも一番注目される指標となっており、経営者や自営業者を除いた雇用者の増減を示す値になります。

アメリカを支える労働者がどれだけ増えたのか、減ったのかという重要な指標ですので数値がいくつだったのか等、真っ先に速報がでてきます。

次に非農業部門就業者数よりかは少し注目度が落ちますが重要な指標が「失業率」となります。

失業率は16歳以上の男女が対象となっており、こちらも「アメリカ経済を支えている労働者がどれだけ減ったか?」という指標となり、例えば非農業部門就業者数が増加していたとしても失業率が下落していると、価格が下落するという場合があります。

最後に「平均時給」にりますが、こちらはFRBのイエレン前議長が就任した際に注目されるようになった指標となります。

単純に雇用者数と失業率を比べていても平均時給が上昇していなければ、結果「安い賃金で働かされている」状況となってしまいますので問題の本質がみえませんものね。

 

米雇用統計が発表されるとどの様な影響があるの?

純粋な米雇用統計の影響というと
・先月の米雇用統計が悪かった→経済対策をしよう
・先月の米雇用統計が良かった→経済を引き締めよう
・米雇用統計の結果次第で金利を引き上げるか、引き締めるか決めるetc
ものすごく簡単にあらわすとこの様な状況ですが、トレーダー界隈では「お祭り騒ぎ」となります。

「トレーダー界のお祭り騒ぎって何?」となりますが、為替市場において一番注目される経済指標ですのでヘッジファンドや機関投資家、個人投資家が群がり、価格が一気に動くので「お祭り騒ぎ」になるのです。

 

 

米雇用統計が発表されるとチャートはどの様な動きをするの?

米雇用統計が発表された場合チャートはどの様にうごくのかを大きく二つに分類すると
・発表直後に大き一方向にく動いた後、値が戻る
・発表直後に大きく一方向に動いた後、そのまま更に一方向に動く
の二種類となります。

そもそもusd/jpyのレートでは1日50pipsも動けば「大きく動いた」と言える動きとなるのですが、米雇用統計が発表された直後は100pips以上の値動きを見せることもあります。
※pipsとはFXにおける最小単位となります

したがって米雇用統計が発表される前に形成されていたレンジ相場を突き抜け、大きく価格を上昇あるいは下落に転じさせることが多くなります。

しかし、雇用統計の結果がいまいちの場合だと、いつもより大きな変動をみせはするのですがレンジを突き抜けることなく値が米雇用統計発表前に戻ってしまうということも珍しくありません。

また、レンジの上限や下限でなくとも移動平均線等で折り返しする場合もありますので、米雇用統計の結果が「数値以上に」軽く受け止められているのか、重く受け止められているかを判断する良い指標となります。

短期的には上記のような値動きをするのですが、長期的には「トレンドの転換」となる場合があり
・米雇用統計前「上昇トレンド」→「下落トレンド」
・米雇用統計前「下落トレンド」→「上昇トレンド」
のように「重要な局面」となることがありますので米雇用統計の数値がどうだったのかというのは、後々の市場にも大きく影響する値だといえますね。

 

事前予想と米雇用統計の関係

米雇用統計の数値は様々な機関や個人が予想しており、数日前からメディアやSNS等で予想を見ることが出来ます。

よく投資の格言にも「うわさで買って、事実で売れ」というのがありますが、予想が発表される頃あいになると
・好材料→上昇
・悪材料→下落
といった具合に結果がでずとも1週間や2週間かけて動くこともあります。

うわさで売買されていますから、結果が予想とは違っていた場合、凄まじい反動がきますので要注意です。

逆に予想とほぼ違わぬ結果がでた場合は市場がそんなに反応せず、大幅な値動きを期待していた投資家からすると「期待はずれな雇用統計」だったと言わざるを得ないかもしれませんね。

 

米雇用統計は金融政策や世界経済に影響を与える!?

これまでは米雇用統計が発表されるとチャートがどのように動くのかについてフォーカスしてきましたが、今度はアメリカの金融政策にどのように影響するのか見ていきましょう。

アメリカではFRBと呼ばれる日本の中央銀行みたいな機関が存在するのですが、米雇用統計の数値の結果次第で利上げをするかしないかを決める指標としています。

一般的に金利を上昇させると経済引き締め効果が期待され金利を下げると経済が緩和される動きとなりますので
米雇用統計の結果が好調→金利上昇を検討
米雇用統計の結果が不調→金利上昇を断念
といった決断が今までに起きています。

米雇用統計の数値が悪かったとしても、天候による一時的なものとして利上げに踏み切る場合もありますので、一概に米雇用統計次第で決まる訳ではありませんが、指標の一つとなることは確かです。

「世界経済に影響を与える」という点ではアメリカの経済は世界TOPを走っていますので理解が早いと思います。

「じゃあ中国の経済指標も重要視されるの?」と感じる方もいるとは思いますが、中国の指標は不正申告されていた時期があり、今でも信用度が低くみられている印象があります。

ですのでアメリカに次ぐ経済大国ではあるのですが、やはりアメリカの経済指標が一番重要視されています。

 

米雇用統計って儲かるの!?

これまで「米雇用統計はどんなものか?」という点でお話してきましたが、はたして米雇用統計は儲かるのか?という点について話していきたいと思います。

ネットでは米雇用統計で一攫千金を狙う人も多くみかけますので果たしてどうなのでしょうか?

 

FXの知識を少しおさらい

米雇用統計のトレードについてみていく前に少しFXの知識をおさらいしておこうと思います。

「米雇用統計のお祭り騒ぎで便乗し、FXで儲けられるか?」を説明する前にFXに知識をおさらいしていきます。
※FXの仕組みを理解していると「何故?」という部分が分かると思います。

FXの仕組みを簡単に説明しますと、「ある通貨で違う通貨を購入する」という事で
・安い時に買って高く売る→利益
・高い時に売って安く売る→利益
といった取引になります。

ここで注目して欲しいのは「売り」から入ることができるという点になります。

株式では最初から売るというのは特殊な取引となってしまうのですが、FXだと簡単に「売り」から入ることが可能なので、「現在の価格から上がるか、下がるか」あてれば儲けられる取引になります。

また、FXでは「レバレッジ」とよばれる自分の資金以上の取引を行うことができる仕組みもありますので
・国内は最大25倍
・海外は1000倍など
更にギャンブル性が増していきます。

1000倍でしたら10000円をFX会社に入金したとすると一千万円規模の取引が出来るという事になります。

従って、「チャートが下落」しても「チャートが上昇」しても儲けられて、自己資金以上の取引ができると考えていただければOKです。

 

米雇用統計における予想トレード

ここまでを見ると「雇用統計めっちゃ儲かるじゃん!」と考えがちですが、そんな甘くありません。

なぜかというと、米雇用統計は「予測するのが非常に難しいから」です。

確かに様々なメディアに予想が掲載されはするのですが、当たっているときもあれば大外れな時もあります。

FXは前述しました通り、「レバレッジ」をかけることが出来る金融商品ですので「一発」の負けが命取りとなる可能性が大いにあります。

ですのでアナリスト達の「大外れ」な予想を引いてしまった場合、投資自体に終止符を打つことになったという人もたくさんでています。

また、前述しましたが米雇用統計が発表された後、1時間程度は利益がでていたので安心していたら、翌朝にロスカットをくらっていた…なんてこともあります。

あくまでも経済指標ですので、「指標の結果次第で必ず価格がこう動く!」といった思い込みは非常に危険です。

 

価格を予想できないのであれば予想しないでトレードしてみては?

頭の良い人だと、米雇用統計は値動きが活発だから、「売りも買いもどっちも注文すればもうかるんじゃないか?」という発想から
・発表直前の価格から20~30pipsはなれたところに、買いと売りの指値を張る
・ささった方を利益確定
といった具合に「どっちに値がうごいてもいいよ」という状態をつくるといった手法もありますが、米雇用統計発表時はスプレッドが異常に大きくなっていたり注文がすべてしまったりするのでリスキーだといえます。

最悪の場合は、両方指値が刺さって両方損切になった場合ですが、もはや後の一か月生きたここちがしません…

確かに初心者には魅力的に移りますが、米雇用統計のトレードは月単位なので複利をかけにくいですし、なんといっても一発負けたらかなりの損失がでてしまいますのでやらない方が賢明といえますね。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は米雇用統計についてお話してきました。

米雇用統計はアメリカの経済指標の中でも超重要でその後の経済に大きな影響を及ぼすことがわかりましたね。

確かに長期トレンドを読むという事に関してはトレードにおける「超重要」な項目ではあるのですが、短期トレードはおススメできませんのでうっかり手をださいように注目していきましょう。

 

◇FXを始めたい方はこちら↓
FXとは

 

◇FX口座開設はこちらから↓
トライオートFX
マネーパートナーズFX
マネックスFX
セントラル短資FX
◇仮想通貨を始めたい方はこちら↓
仮想通貨の始め方

 

米雇用統計別記事はこちら